2021年9月20日発行219号
いつも、御言葉を一人でも多くの方々、また、続いて聴いていただくため、この中国地方において、福音放送にご協力くださっている皆様に、主にあって感謝いたします。 去る4月8日午前10時30分からの祈祷会へ、「世の光」のために奉仕くださっています拝高師、横路師、大保兄が参加なされました。大保兄は前回に続いての来会でしたから、熱心なそのお人柄は少しは知り得ておりました。けれども初めて、拝高師と横路師と教会員とご一緒に創世記を学ぶということで、私の心の内に緊張がなかったと言ったらウソになります。少し年の離れた兄、いえ、牧師の大先輩である先生方とともに聖書を学び祈るのですから!
創世記41章37節~57節、ヨセフの結婚の様子などが書かれた個所の学びでした。愛する妻であり同労者であられた婦人を天に送られたことや、2030年の食料危機問題を解くヒントがここにあるように思われることなど、そこに集う一人の信仰者として、御言葉に聴く姿を見せていただきました。初めてこのような形でお交わりする、兄はもちろん、特に先生方との心の距離がとても近しく思わせていただけたことで、これこそ神の家族だと感じる嬉しい時間となったことでした。 「コロナは壁を通り抜けることはできないが、電波は壁を通り抜けて、人々に届いていく」というような言葉を拝高師が語ってくださったのですが、こういう地道な教会訪問という形で、それも伝道協力会の先生方や兄姉が手分けをして各教会へお尋ねするということをずっと続けておられることは、主イエスを愛し、そして主が導いてくださった場所に信仰者である自分を届ける(福音放送を宣伝する)ことを、使命と信じて出かけてくださっていますことを、深く感謝します。
感謝はそれで終わりません。お札であれば重くありませんから、何枚あってもいいですね。けれども、ラジオを一回聴く度にささげられたコインは、教会へ持って来るのも重たかったことでしょうし、持ち帰えられるのも、きっと重たかったことでしょう。ただし、その重さは一枚一枚心を込めてささげられたある姉の喜びと感謝が詰まった重さです。最後の最後、先生方が帰られる前、恥ずかしそうに集めたコインを差し出す姉が、この祈祷会で福音放送のために祈った、その実りをこんなにも早く見せてくださったこと。なんと私たちの神様は、粋な計らいをなさるお方がなのか!と主を崇めました。 コインを重たいとは微塵も思わず、先生方が喜んで帰途に着かれたことと信じます。
「電波が壁を通り抜け」て御言葉が人々に届けられ続けています。それは、真実に神の愛を届け、そして受け取り、そういう喜びと感謝の循環がなされている中国地方放送伝道協力会の歩みに、あなたも私もお手伝いさせていただける幸いを味わうことができます。
「あなたによって、わたしは敵軍を追い散らし わたしの神によって、城壁を越える。」 詩編18編30節