“見よ、わたしは新しいことを行う。今、それが芽生えている。あなたがたは、それを知らないのか。必ず、わたしは荒野に道を、荒れ地に川を設ける。”
このみことばはとても有名で、良く知られています。神様は、私たちの人生に新しいことを行うとのメッセージです。しかし、多くの場合、私たちはその神様の新しい計画を知りませんし、その芽生えに気づいていないことも多いのではないでしょうか。しかし、御子を送るほどに私たちを愛してくださる神様は、私たちの人生に必要な新しいことを絶えず計画してくださるお方です。その新しいことは、私たちの経験や知恵によれば、またこの世の判断によれば不可能に思えることです。けれども、主は「荒野に道を」、「荒地に川を設ける」ことができる全能の神です。今年、1年、主が私たちの想像を遥かに越えた、恵みに満ちた新しいことを私たちの人生に実現してくださることを信じ、期待してまいりましょう。
ラジオ伝道、世の光の働きについても同じように信じていきたいものです。主がこの働きを通して、救われる人をどんどん起こし、キリスト者が励まされものとなるように祈っていきたいと願わされています。昨年オトバンクが3月3日の耳の日に合わせて、耳の隙間時間を調査したところ、一人当たり平均3.7時間でした。その内、コロナ禍の前後で、音楽以外の時間が増えた人が34%もおり、その増加分の上位をラジオ(47%)とポッドキャスト(46%)が占めたそうです。ここに来てラジオ放送が見直されて視聴率が増加に転じ、若い世代のリスナーも急増しているとのことです。実際、世の光の時間帯視聴率も増加しています。コロナ前にテレビやYouTubeなどの他のメディアに押され、低迷を続けてきたラジオ放送視聴率が持ち直してくるなど、誰が予想できたことでしょうか。ラジオ復調の時代に、今、まさにラジオによる伝道の新しい可能性が芽生えています。今、ラジオだからこそ伝えられる人、ラジオだからこそ伝えられること、ラジオだからこそ伝わることがあるはずです。ウィズコロナの時代に、世の光放送が、荒野に道を、荒地に川を設けるがごとく、実り豊かな伝道のツールとして用いられることを心から主に期待しつつお祈りしています。