教会の暦では、11月30日からキリストの降誕を祝うクリスマスの季節になります。今年も一年を振り返りながら、主なる神様が、主を信じる者たちをどんなに大きな愛と恵みによって導いてくださったかを覚えたいと思います。
詩編の記者は「神はわたしたちの避けどころ、わたしたちの砦。苦難のとき、必ずそこにいまして助けてくださる。(新共同訳聖書46篇2節)」と賛美しています。「砦」と訳されている言葉は「神様の大能の力」を表す言葉が用いられています。詩編が歌われた時代は、イスラエルの人々が苦しみを受けていたことが想像できます。けれど、そこで「わたしたちは決して恐れない」と告白しています。
人間は災害の前で、どんなに無力な存在であることを思い知らされます。けれども、そのような中で恐れを取り除いてくださるお方がある事を聖書は教えています。詩編の記者は「万軍の主はわたしたちと共にいます。ヤコブの神はわたしたちの砦の塔(8節、12節)」と繰り返しています。イスラエルの人々は神様が確かな仕方で自分たちを守って下さり、共に生きてくださるお方であることを教えられました。かつて、エジプトの奴隷の地から、救い出してくださったこと、神様が民を守り、導いてくださったことを思い出して、いまも変わることなく自分たちを助け出すことがおできになる神様の大能の力を信じる信仰が与えられました。
人間の見ている世界はいつの時か、姿を消してしまう時が訪れます。「地が姿を変え、山々が揺らいで、海の中に移るとも、海の水が騒ぎ、沸き返り、その高ぶるさまに山々が震えるとも」神様は天と地を創造され、いまも統治してくださるお方です。「地の果てまで、戦いを断ち、弓を砕き槍を折り、盾を焼き払われる10節」地上に生きる私たちは、今の時代も戦争が絶えることが無い現実に向き合いながら、神様が生きて働き続けて下さっていることを信じる信仰を与えられます。神様の約束の通り主イエス様がお生まれくださったことを喜び、今年もみんなで心を合わせ賛美したいと思います。
